小学生2人の「明日いる!」に振り回されたワーママの話
「ママ、明日図工でどんぐりがいるんだって」。寝る直前、子どもにこう言われて頭が真っ白になった経験はありませんか?フルタイムで働いていると、夜9時に言われてもお店は閉まっているし、今から公園に探しに行くなんて無理!我が家でも先日、小学生の姉弟によるダブルの「明日いる!」攻撃で、夫婦そろって深夜に駆けずり回る事件がありました。今回は、そんなドタバタ体験談と、もう振り回されないために始めた我が家の仕組みづくりをご紹介します。
忘れもしない、ダブルで来た「明日いる!」事件簿
あれは先月の水曜日の夜のこと。夕食を終え、お風呂も済ませ、子どもたちの宿題の丸つけも終わった夜9時過ぎ。ようやく夫婦でソファに座って「やれやれ、今日も一日終わったね」と息をついた、まさにその瞬間でした。
「あ、ママ、忘れてた!」
リビングで明日の準備をしていたはずの小4の娘が、申し訳なさそうな、でもどこか他人事のような顔で言いました。 「明日、家庭科の授業で、マスコット作るんだ。だから、好きな色のフェルトと刺繍糸が必要なんだった」
フェルトと刺繍糸…。頭の中で、近所の100円ショップの光景が思い浮かびます。でも、もうとっくにシャッターは閉まっている時間です。私の思考が停止していると、追い打ちをかけるように、リビングの隅でゴソゴソしていた小2の息子が追い討ちをかけます。
「あ!ぼくも!明日、図工で秋のもので工作するから、どんぐりとか松ぼっくりとか、いっぱい持ってきてって!」
どんぐり…?今は秋も深まった11月。公園に行けばまだ落ちているでしょうか。いや、そもそもこの真っ暗な夜の公園に、懐中電灯を持ってどんぐりを探しに行くのか?私が?
夫婦で顔を見合わせ、無言のまま数秒。先に口を開いたのは夫でした。「…手分けするか」。 かくして、我が家の「緊急出動!明日いるもの調達ミッション」が始まったのです。
夫は「24時間営業の大型スーパーなら、手芸コーナーがあるかもしれない」と一縷の望みをかけて車を走らせてくれました。私は家の中を捜索です。娘の着なくなったフリース、何かのオマケでもらった小さなマスコット、私の裁縫箱の奥底…。何か、フェルトの代わりになるものはないか。刺繍糸は、昔使ったきりの裁縫セットに数色だけ残っていました。
「このピンクのフリースじゃだめ?」「この刺繍糸、色がちょっと違うけど…」 娘に提案するも、「みんな、もっと可愛い色持ってくるもん…」と半泣き状態。ああ、そうだよね。ごめんよ。
しばらくして帰宅した夫の手には、奇跡的に見つけたフェルトと刺繍糸が!さすが大型スーパー、ありがとう!…と安堵したのも束の間、夫が申し訳なさそうに差し出したビニール袋には、どんぐりの代わりにアーモンドチョコレートが。「木の実っぽいかなって…」。息子の「これじゃなーい!」という泣き声がリビングに響き渡りました。ですよね。
結局その夜は、娘の道具だけは確保できたものの、息子のどんぐりは見つからずじまい。翌朝、私はいつもより1時間早く起き、まだ薄暗い中、近所の公園を3つハシゴしました。雨上がりの湿った地面を睨みつけながら、必死でどんぐりを拾う40代の私。なんとか両手に一杯ほどのどんぐりを集め、泥だらけの手で息子に渡し、そのまま猛ダッシュで出勤準備。本当に、心身ともに疲れ果てた朝でした。
なぜ子どもは直前に言うのか?我が家なりの分析
この壮絶な事件を経験し、私は「なぜ、子どもたちはもっと早く言えないのか」を真剣に考えてみました。ただ「忘れん坊だから!」と叱って終わらせては、また同じことが繰り返されるだけだと思ったからです。
まず考えられるのは、単純に忘れているというケース。先生の話を聞いていなかったり、聞いていても他の楽しいことで頭がいっぱいになって、家に帰る頃には記憶の彼方へ…というのは、小学生ならよくあることでしょう。
次に、プリントを親に渡していない問題。ランドセルの奥底で、大事なお知らせプリントが化石のように眠っていることは、我が家でも日常茶飯事です。連絡帳に書いてあっても、その連絡帳自体を開くのを忘れていたり。
そして、意外と見落としがちなのが、親が忙しそうで言い出せないという可能性です。💡 考えてみれば、平日の帰宅後は戦争です。仕事から帰ってきて、息つく間もなく夕食の準備。「早く手を洗って!」「宿題は終わったの?」「明日の準備しなさい!」と、ついつい私も指示ばかり。そんな慌ただしい雰囲気の中で、子どもが「そういえば…」と思い出しても、「今言ったらママに怒られるかも…」と、言うタイミングを逃してしまうのかもしれません。そして、寝る前になって「言わなきゃ!」と思い出す。これは、親である私にも改善の余地がありそうです。
子ども自身が、事の重大さを理解していないというのも大きいでしょう。「明日いる」と言えば、魔法のように親が準備してくれる。そう思っている節も、正直あると思います。私たちが必死で駆けずり回ったあの夜も、子どもたちは意外とケロッとしていましたから。
もう振り回されない!「明日いる」を防ぐ我が家の仕組みづくり
あのどんぐり事件を教訓に、我が家では「明日いる!」パニックを未然に防ぐための仕組みをいくつか導入しました。これで家事が劇的にラクになった、というわけではありませんが、私の心の平穏はかなり保たれるようになりました。✅
仕組み1:帰宅後の「プリント仕分けポスト」を設置 まず、子どもが帰宅したら**「ランドセルの中身を全部出す」**ことをルールにしました。そして、玄関に3つの箱を置いたんです。「ママにすぐ見せる」「あとで自分でやる(宿題など)」「もういらない」と書いた、簡単な「仕分けポスト」です。子どもたちに、学校から持ち帰ったプリント類を自分で判断してここに入れてもらいます。これにより、「プリント出しなさーい!」と毎日叫ぶ手間が省け、私も重要な連絡を見逃すことが格段に減りました。
仕組み2:週末の「来週の予定会議」で先手を打つ 毎週金曜日の夜、夕食後に5分だけ「来週の予定会議」を開くことにしました。家族みんなで学校の予定表や学年だよりを見ながら、「来週、何か特別な持ち物はいる?」と確認し合います。ここで必要なものが分かれば、週末のうちにリストアップして買い物を済ませておけます。急な出費にもならず、計画的に準備できるので、精神的にも経済的にもメリットが大きいです。「うちの場合、これで慌てて深夜のスーパーに駆け込むことがなくなり、余計なガソリン代や割高な商品を買わずに済むので、月に500円くらいは節約になっているかも?」なんて夫と話しています。
仕組み3:いざという時の「我が家の図工室」と「駆け込み寺リスト」 それでも、突発的な「明日いる!」はゼロにはなりません。その時のために、備えも始めました。 ひとつは、**工作で使いそうなものをストックしておく「我が家の図工室」**という名の箱を作ること。ペットボトル、牛乳パック、食品トレー、トイレットペーパーの芯、割り箸、輪ゴムなどを普段から捨てずに溜めておきます。画用紙や折り紙、のり、セロハンテープといった消耗品も、少し多めにストック。これで「空き箱持ってきて」レベルの要求には、慌てず対応できるようになりました。 もうひとつは、**近所の「駆け込み寺リスト」**をスマホのメモに作っておくこと。24時間営業のスーパー、深夜まで開いている文房具店、品揃えのいいコンビニなど、いざという時に頼れるお店の場所と営業時間をリスト化しておくだけで、パニックに陥らずに済みます。
完璧じゃなくていい。時には「忘れる」経験も大事かも
ここまで対策を書いてきましたが、最後に伝えたいのは「親が完璧にならなくてもいい」ということです。 仕組みを作っても、親子でうっかり忘れてしまう日もあるでしょう。どうしても準備できない時だってあります。
そんな時は、「ごめんね。ママも忘れちゃってた。明日の朝、先生に正直に話して、どうしたらいいか聞いてみよう」と子どもに伝えることも大切なのではないか、と思うようになりました。
親がいつも先回りして完璧に準備してしまうと、子どもは自分で考えて行動したり、失敗から学んだりする機会を失ってしまうかもしれません。忘れ物をして、ちょっと恥ずかしい思いをしたり、お友達に借りることで人の優しさに触れたり。それもまた、子どもにとっては大事な社会勉強のひとつです。
もちろん、わざと忘れさせる必要はありません。でも、万策尽きた時は「まあ、いっか」と肩の力を抜く。ワーキングマザーとして毎日を乗り切るためには、そんな風に自分を許してあげることも必要なのかもしれませんね。
まとめ
小学生の「明日いる!」に振り回されないために、我が家で始めたことは3つです。どれも簡単なことなので、ぜひ今日から試してみてください。
- 帰宅後の「プリント仕分け」をルール化する:子ども自身にプリントを仕分けてもらうことで、当事者意識が芽生え、親も見落としを防げます。
- 週末に「来週の予定会議」を開く:家族で持ち物を確認し、週末のうちに計画的に準備することで、平日の夜のドタバタをなくせます。
- いざという時の「ストック」と「お店リスト」を用意する:消耗品や工作材料をストックし、深夜営業のお店の情報をまとめておくだけで、心の余裕が生まれます。
よくある質問
Q. 子どもがなかなかプリントを出してくれません。どうしたらいいですか?
A. 「出しなさい!」と叱るより、「ポストに入れてくれたらママ助かるな〜」とお願いモードで伝えてみたり、ポストに入れることができたらシールを貼るなど、ゲーム感覚で楽しめる工夫を取り入れるのがおすすめです。習慣になるまでは根気が必要ですが、親子で一緒にルールを作っていくと、協力してくれるようになることもあります。
Q. 深夜で買いに行けない時、どうやって乗り切っていますか?
A. まずは家にあるもので代用できないか、全力で探します。それでもない時は、SNSなどで同じ学校のママ友に「〇〇の在庫、ないですか…?」とSOSを出すことも(最終手段ですが!)。どうしても無理な場合は、諦めて「先生に正直に話そう」と子どもと話すことも、大切な経験だと考えるようにしています。
Q. つい感情的に子どもを叱ってしまいます。後で自己嫌悪に…。
A. とてもよく分かります!疲れている時に言われると、ついカッとなってしまいますよね。私も何度も自己嫌悪に陥りました。大切なのは、後からでも「さっきは感情的に怒ってごめんね。でも、ママも困ってしまったんだ」と、親の気持ち(Iメッセージ)を伝えることだと思います。お互いに「次からは気をつけようね」と確認できれば、それで十分ではないでしょうか。
コメント (35)
ワーママの私にとって、この記事は我が家の光景そのもの!続きの「もう振り回されない仕組み」が知りたくてたまりません。
私は学年が上がるごとに、必要なものを事前に調べてストックしておくようにしました。少しは楽になりましたよ。
夜中に駆けずり回るご夫婦の姿、想像したらちょっと笑ってしまいました(失礼!)。でも本当に大変ですよね。
こういう時、地域の子育て支援センターとかで代替品を借りられると良いのに…といつも思います。
深夜の「明日いる!」は、ワーママにとって最終兵器ですよね。私も何度か緊急出動しました。
うちの子は、私が「明日いる?」と聞いても「いらない」って言うのに、当日朝に「やっぱりいる!」って言います…。
仕組みづくり、めちゃくちゃ気になります!うちも子どもたちが急に言い出すので、いつもバタバタです。
100均のオンラインストアやネットスーパーを活用するのも手ですよ。翌日配送してくれるところもあります。
記事の「どんぐり…?私が?」のくだり、頭の中で私の声で再生されました(笑)。本当に大変ですよね。
学期末になると「明日いる!」が増える気がします。今年は早めに松ぼっくりを拾って冷凍保存しておきました!
「明日いる!」に激しく共感です!まさに先日、うちも真夜中に走り回りました。仕組みづくり、詳しく知りたいです!
ご主人と手分けできるのは羨ましいです。我が家は私一人で深夜徘徊してます…どうしたら協力してくれますか?
どんぐりや松ぼっくりは、秋のうちに拾って乾燥させてジップロックに入れてます。これで急な要求も怖くない!
地域によっては、保育園や幼稚園のバザーで手作り材料が安く手に入ることもありますよ。
うちも先日、急な工作材料で慌てました。記事読んで、私だけじゃないんだと安心しました。解決策、ぜひ教えてください!
今回の「明日いる!」事件、ご夫婦でどういう会話をされましたか?うちは夫婦喧嘩になりがちなので…。
家庭科のフェルト、結構使うんですよね。うちも何色かストックしてますが、使わない色ばかり余るんですよね。
妻から「これ、うちのことだ」と見せられました(笑)。夫婦でどう協力していくか、我が家も課題です。
「どうする…」って顔を見合わせる瞬間、うちもよくあります!あの無言の数秒が地獄ですよね。
分かります!うちもどんぐり集めさせられたことあります。暗闇の公園、懐中電灯持って行きましたよ…笑。
夫婦で協力して緊急ミッション、すごく素敵なエピソードです。うちも見習わないと。
記事を読んで、来年小学校入学の息子がいるので身につまされました。今のうちから準備できることありますか?
ワーママには本当に刺さる記事です!時間がない中で、どうやってこの問題を解決するのか、楽しみです。
小学生あるあるですね!寝る前に言われると本当に血の気が引きます。夜9時に100均は閉まってますもんね…。
毎日の持ち物チェックシートを子どもと作って、自分で準備させるようにしたら、少しはマシになりました。
正直、そこまで親が準備しなくてもいいんじゃないかなって思います。子どもに自分で管理させるのも大事かと。
私も来月から職場復帰なので、今のうちにこの記事を読んで対策を練っておこうと思います!
私も同じ経験で、寝る前に「え、マジで!?」って叫びそうになりました。続き、早く読みたいです。
普段から何がどれくらい必要か、先生から事前にリストがもらえると本当に助かりますよね。
我が家はもう、アマゾンで文房具セットを常備してます。急なフェルトや絵の具にも対応できるようになって助かってます。
友達のワーママも同じことで悩んでました!この記事を教えてあげたら喜ぶと思います。
結局、どんぐりや松ぼっくりは見つかりましたか?私も一度、夜中に公園で探したけど空振りでした…。
フェルトと刺繍糸、確かに深夜には手に入らないですよね。夫婦で手分け、素晴らしいです!うちは夫が寝てます…。
小学生の「明日いる!」は、親の試練ですよね。うちもフェルトで困った時、メルカリで探してしまいました。
小2の息子さん、どんぐりって!それは親も困りますよね。私なら先生に正直に話してしまうかも…。